こんにちは、ちゅーぼうです。
親から、「勉強をしなさい!」と言われることは誰しもあると思います。しかし、なぜ勉強をするのか、自分にどう役立つのかが分からなく勉強のやる気が出ない人もいると思います。
今回の記事では、韓国で社会現象を起こした大ベストセラー、パク・ソンヒョクさんの『勉強が面白くなる瞬間』で書かれていたことを参考に勉強をする意味を紹介していきます。


僕が学校で勉強していること、意味があるのかな

たしかに、勉強することが自分のためになるかはわかりずらいよね。今回はなぜ勉強をするのかについての記事だよ。
勉強しなくては人生に申し訳ない
勉強とは、人生をより豊かに彩ってくれる「知識」と「知恵」を得る探検でした。
『勉強が面白くなる瞬間』から

「知識」と「知恵」を得る探検?どういうこと?
勉強の本質は人と比べることではなく、僕たちより前に生まれた人達がやっとのことで見つけ出した「知識」と「知恵」を自分が手に入れることです。
僕たちが読んで暗記する教科書の一行一行には誰かが一生をかけて身につけたことが書かれています。
理科の教科書で人体の構造を学ぶとき、その裏側には、感染病の危険を冒して手探りで死体を解剖した多くの人がいました。
数学の教科書の公式一行には、30~40年ものあいだ1日も休まず研究に没頭した数学者の熱意がこもっています。
こんなふうに考えると勉強の凄さが分かるのではないでしょうか。
全ての科目には意味がある

将来、何になるためにこんな無駄な労力を使っているのか、勉強とは何の使い道もない、時間の無駄遣いに過ぎない、と思っていたのでした。でも、そんなふうに考えたのは、「間違った基準」のせいでした。

勉強の凄さはわかったけれど、なぜ勉強をするのかはまだわからないな。

パンダくんがそんなふうに考えてしまうのは勉強のことを「間違った基準」で見てしまっているからじゃないかな。
勉強を「使うことがあるかどうか」を基準で見るのではなく、勉強を通して自分が「何を得られるか」を基準に見ることが大切です。
勉強を通して自分が「何を得られるか」、について国語、英語、数学を例に紹介していきます。
国語
私はしばしば、自分の言語構造の貧しさに気付くことがある。
このように語彙力と表現力の乏しさを実感するとき、言葉はさまよい、脳は脈絡を失う。
ユン・テホ、『ミセンー未生-』から
国語の勉強を通して身につく、「豊富な語彙力」と「生き生きした表現力」は、他人との会話だけでなく、自分の頭の中の考えを多彩で豊かにすることができます。
人間の思考は言語によって固定されており、言語は脈絡があってこそ意味がつくられる。
言語、つまり語彙が不足していては考えを豊かにすることはできず、言語を脈絡化できなければ体系的思考は不可能である。
パク・キョンチョル、『田舎医師パク・キョンチョルの自己革命』から

体系的とは系統的、統一的という意味だよ。
人は自分が知っている単語の中でのみ、思考することができるということです。確かに、知らない単語を組み立てながら考えることができる人はいません。
逆に知っている単語が多ければ多いほど考えを豊かにすることができるということです。
英語
理由1 賢くなる
ある研究結果によると、二つ以上の言語を同時に習うと、一つだけ習う時より、脳内で言語を処理する速度がずっと速くなるそうです。
「言語の処理速度が速くなる」とは「速く、かつ正確に思考を整理できる」ことを意味します。要するに「賢くなる」ということです。
理由2 世界で必要とされている
『勉強が面白くなる瞬間』では、どんな仕事をするにしても英語力は必要になると書いてあります。
その理由が分かるアンケートがこちらです。
「職場で英語は重要である」と答えた割合は? 世界平均85%、日本は? | マイナビニュース から Screenshot
このアンケートは英語を第二言語またはその他の追加言語とする各国1000人の英語話者を対象にインターネットにて実施したものです。
このアンケートからも分かるとおり、世界全体では85%ものアンケート回答者が必要だと答えていることから英語は世界で必要だとされていることが分かります。
数学

人生を生きる経験と知恵を扱う学問である「哲学」と、数学と図形の世界を扱う学問である「数学」。
一見、関係のないように思えますが、驚くべきことに古代ギリシャの代表的哲学者のプラトンは、自分がつくった「哲学学校」の正門に大きくこう書いたといわれています。
「幾何学を知らぬもの、くぐるべからず」

具体的に数学は何を鍛えてくれるの?
数学の勉強は精神を鍛えてくれます。自分が持つ全ての能力を向上させます。
頭の中に叩き込んだ数学の公式を使うたびに「記憶力」が、
公式を導く証明の過程で「論理力」が、問題の意図をくみ取る間に「観察力」が、
解法を考えるために脳みそを絞るたびに「推理力」が、恐ろしいほど向上します。
問題の解き方を忘れて自分なりの解法を考えるときにも「創造カ」が、
難問の前にお手上げになって解答を読むときでさえ「理解力」が深まります。
うんざりする単純な計算問題を解くときも「間違えたくない」という本能によって「正確性」を追求し、1人生に対する態度」も改められます。
数学の勉強に集中して取り組むほど、脳内は覚醒し、精神が冴えわたります。
『『勉強が面白くなる瞬間』から
数学は数字や図形の世界を扱うものではありますが、精神力を磨くのにこれほどいい方法はないです。

プラトンは「10年は必ず数学を勉強するよう、法で定めるべきだ」とも言っているよ
勉強しないと後悔する、は本当なのか
皆さん、一度は「勉強しないと後から後悔する」と言われたことがあるのではないでしょうか。
https://r-andg.jp/ から
上の画像は社会人の男女を対象に学生時代にやっておけばよかったことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化したものです。

「学生時代にやっておけばよかったこと」で一番多いのは「勉強」だね。
「勉強」と回答した人の理由を見ていきましょう。
・勉強は1番後悔しています。勉強すれば人生の選択肢が増えたからです(30代 女性)
https://r-andg.jp/ から
・大学では単位を取れれば良いと思っていたが、 今考えると学費内でほぼ無限に学べる環境はとてもありがたい。今から学ぼうと思っても費用がかかるし、昔ほど吸収できない気がする(40代 女性)
まとめ
ここまで、『勉強が面白くなる瞬間』を参考に勉強をする意味をいくつか紹介しました。
周りの大人たちに聞いても、「いい会社に入るため」と返されることがあると思います。
しかし、勉強をする意味は自分自身を鍛えるためにあるとこの本を読んで思いました。

勉強を多様な視点で見てみると何か変わるかもしれないね!